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onlyの発音とリズミック・クリッピング [発音・綴り]

onlyは中学生の生徒さんが正しい発音を知ったときびっくりする単語です。
on.ly
own(と同じ)
on(とは違う)

発音問題で問われるまでなかなか気がつかないのは、日本語ではオンリーと表記し、発音しているからでしょう。
理由はほぼこれにつきるようにも思われますが、あえてべつのポイントをあげるなら、つづりと発音の関係として例外的な形(sight word)であることも関連がありそうです。
さらにべつの理由として、2音節語のonlyのオウンの部分は、1音節のownよりもぐっと短くなること(rhythmic clipping)を私たちが普段あまり意識していないことも考えられます。
『英語音声学入門』(竹林・斎藤、研究社、2008年)の註に引用されている調査結果によると、1音節語・2音節語・3音節語の持続時間の比は、日本語の感覚から予想される1:2:3とは大きく異なり、およそ5:6:7です(強勢はそれぞれひとつの場合)。
つまり、長い単語は全体的に短い単語とあまり変わらないぐらい圧縮されるわけです。
:Rhythmic clipping: | SID
:Isochronicity: | SID

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