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チャーリーの祖父母たちのベッド [その他]

いつも中学生クラスではgraded readerを読んでいますが、今回生徒さんの希望で『チャーリーとチョコレート工場』に挑戦することにしました。
映画もあることですし、Roald Dahlの文章はとても読みやすいのでいまのところ大丈夫です。

本のはじめのところで、チャーリーの家はとても狭いため祖父母4人が同じベッドに寝ているという場面があります。
なんとなく奇妙に思っていたのですが、野村雅一『身ぶりとしぐさの人類学』(中公新書、1996年)を読んだところ、ルーマニアの農村の一室構造の家屋に暮らす5人家族から泊まっていくようすすめられたとき、その家にはベッドが2つしかなく、当惑したという著者の体験が紹介されていました。
これは1970年代の話で、さらに歴史をさかのぼると家族も客もみんな同じベッドで寝ることはもっとありふれたことだったそうです。
The Once-Common Practice of Communal Sleeping - Atlas Obscura
Three Wise Men in a Bed: Bedsharing and Sexuality in Medieval Europe – NOTCHES

いずれこたつが奇妙な風習に見えてくる日が来るのではないかと思います。

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